
はじめに
この文章を読まれている方はどこの医院でインプラント治療を受けたら良いか悩まれている方が多いのではないかと思っております。
二つのヒントがあります。
一つは最近のインプラントのほとんどは10年程の保証期間がありますが、それでは「実際に執刀するドクター」のインプラントの治療経験は本当に10年以上あるのでしょうか?ということです。保証期間以上の経験がなければちょっとおかしいと思いませんか?
もう一つはもうすでに少なくなってきましたが「安いインプラント 」です。同じクオリィティーであれば安いほうが良いのですが安いインプラントを使っている場合には注意が必要です。私はインプラントのどんなトラブルも全て治療してきたので分かりますがトラブルが多いインプラントが存在することも事実です。
「長期的な維持と安定性」に優れたスイス製SPIインプラント システム
当院はインプラント治療を始めて25年を経過致しました。
20年以上経過した数多くのインプラント(ITI,IMZインプラント )が問題なく機能していることを誇りに思っております。
25年前に治療したIMZインプラント (ドイツ製)
現在のインプラントは、その当時のインプラントと比べると大きな進歩が見られ、より安全により短期間に治療が受けられるようになりました。
しかし、インプラント治療に必要なことは知識はもちろんですが、より重要なことは「技術」と「経験値」であることは間違いありません。
外科処置というのはCT撮影が当たり前になった現在でも実際の手術において予想外のことに度々出会います。
このような時の対応は「経験値」が大きく役立つことになります。
私のこの25年の経験においてもう一つ重要なことがあります。
それはどのインプラントシステムを使うかということです。
なぜなら私は「インプラントのトラブル」をすべて引き受けておりますが、そこで大きな発見がありました。それは、いくつかのメーカーのインプラントが突出してトラブルが多いということです。さすがにメーカー名は出せませんがかなり有名な海外のメーカーでも起きております。
このような経験を私の患者様にはしていただきたくありません。
現在、私のクリニックでは厳選に厳選を重ねてスイスのSPIインプラントシステムを使っております。
このシステムはストローマンインプラントのSLAサーフェスの開発の責任者であったDr.スネテビーが開発者のトップです。
実際にスイスのインプラント本社と工場の見学にも行ってきましたしDr.スネテビーとはスイス、日本でももう何回も会って意見交換をしてきました。
当医院でSPIインプラントシステムに変更してから12年経過しておりますが患者様の満足度が非常に高いことと長期の安定性がそのクオリティーを証明しております。
当院の院長は日本臨床歯科医学会(SJCD)の認定医です。
(本学会の認定医の条件は他の学会とは大きく違い、認定された講演20回以上、論文20以上の提出が条件という厳しいものです。)
院長の現在(2019年)
東京SJCD会長 | 認定医 |
SJCD レギュラーコース | インストラクター |
SPIインプラント システム(スイス) | 研究員:アドバイザリィーメンバー |
クラレ ノリタケ | 研究員 |
クインテッセンス出版 |
インプラントロジー(インプラント 専門誌)
批評会メンバー
エディトリアルサポーティングメンバー |
私がSPIインプラントを選んだ理由
「長期的な維持と安定性」に優れたスイス製SPIインプラント システム
私が初めて治療したインプラントはスイスのITIインプラントでした。
そのITIインプラントのFタイプを埋入したのが初めてのインプラントでした。
その後ボーンフィットというタイプが発売され成功率が格段に上昇しました。
それ以降10年以上に渡ってこのタイプのインプラントを使用してきましたが成功率が高く最も信頼できるインプラントだと感じました。
ところが数年後、一部でアバットメントつまり土台の部分のトラブル(ネジ部分の破折と緩み)が発生してしまいました。このトラブルは決定的にインプラントを撤去しなければならないトラブルにはなりませんでしたが今まであった信頼は全くなくなってしまいました。
そこで同じくらいに骨との結合が得られるインプラントで構造が強固で精密なインプラントを数年かけて探しました。
インプラントには毎日50キロ以上の力が何百回それも何十年にわたってかかったとしても問題が生じないことが必要です。なぜならインプラントは金属であるためマイクロムーブメントといって力によって微小なたわみを生じるためです。
私の調査の結果、以前にストローマンインプラントのSLA(骨との結合が強い表面性状)開発の責任者であったDr.スネテビーにたどり着き彼がSPIインプラントシステムを新しく開発したことを知りました。
SPIインプラントの特徴は「長期的な維持と安定性」でした。
その時「これだ」と思いました。
改めて構造を見てみたら、当たり前のことですが最も力がかかるところの金属部分は太くなっておりリング状の形態を付与して強度を増しております。
またマイクロギャップといってインプラント本体とアバットメント(土台)の精度も5μと信じられないような数値でした。
あと心配であったネジの緩み破折においては直接Dr.スネテビーに質問したら「このシステムは完璧である」との説明を受けとても安心しました。
SPIインプラントに変更して12年になりますが、これらのトラブルは「ゼロ」になりました。
当然ですがインプラントの表面性状はSLAで作られているため、どんな骨の状態であっても安定感があります。
そして、スイスのトーメンメディカルつまりSPIインプラントの工場見学にも行ってきましたが、その基礎研究のクオリィティーは世界のトップクラスであると思いました。
(他のインプラント の工場見学にも行ったことがありますが明らかな違いを感じました。)
SPIインプラントは現在ヨーロッパ、北米、中東、アジア、オセアニアなど全世界で使われていることからもその信頼性は理解できます。
最後に、どのメーカーのインプラントが信頼できるか知りたいときは、そのインプラントの論文が「世界で」どれだけ発表されているか調べれば分かりますがSPIインプラントの論文は世界中で数多く出ております。
どのような方向から見てもSPIインプラントは信頼性が高いわけです。
最後にちょっとお恥ずかしい話ですが昨年初めて一本の歯を破折のために抜いてしまいました。もちろんその後はSPIインプラントの予定です。
長い文章をお読みいただきありがとうございました。
SPIインプラントが優れている理由
 | 表面性状SLAの開発中核メンバーの Dr.スネテビーが開発したインプラントシステム |
 | ベルリン大学と共同研究をおこなっている |
 | EAO(ヨーロッパインプラント学会)およびメンバーからの高い評価 |
 | インプラント本体に厚みがあるため強固である |
 | エクスターナルリングにより強度が増している |
 | インプラントの横方向からの力に対しても強い強度を持っている |
 | コニカルスクリューシーティングによりネジ部分が緩まない |
 | インプラント本体とアバットメント(土台)の連結部の適合精度が高い |
 | マイクロギャップからの細菌の侵入が最小限 |
 | インプラントの歯周病になりにくい |
 | 骨との結合が短期間にしかも強固に結合する |
 | 製品のラインナップが多いため骨の少ない日本人に最適 |
 | 安全性および精度に配慮された外科器具 |
 | プラットホームスイッチングなどの流行に流されない頑固な設計 |
インプラント治療例
インプラント治療のための設備
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院内CT無料。
世界的にX線学が最も進歩している国である
フィンランド製。
OP-300(機種名)です。
被爆線量は医科用に比べ1000分の1以下で超低線量。
CT詳細ページ |
講演・学会
オールオンフォーインプラントで世界的に有名なマロクリニックにて
(リスボン)
SPI World Symposium in Japan
元ヨーロッパ歯科審美学会会長 Dr.グルンダー
イタリアでのSJCD学会に参加
スェーデンでのヨーロッパインプラント学会EAOに参加
インプラントの講演と実習教育
東京SJCDでのインプラントの講演
大阪国際会議場において300人が集まったインプラント講演
SPIインプラントの講演
札幌歯科医師会でインプラントの講演
治療した歯を残していくために大切なこと
口腔内の細菌のコントロール
噛み合わせ調整による負荷のコントロール
患者様ご自身によるセルフケア
この3つがしっかりと行われていれば長期に渡り、インプラントの健康を保つことができます。
本当にインプラントが必要か
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選択肢はインプラントだけではありません。
歯周病治療を根気よく続ければ、歯を抜いてインプラントにしなくても良い状態に戻せるという方が少なからずいらっしゃいます。
インプラント治療をするかどうか迷っている方、他院でインプラントにするしかないと言われた方は、是非とも一度当院にご相談ください。 |
当院では、歯を抜かないようにするために最大限の努力をいたします。最優先は"噛める歯を抜かない"ことです。
インプラントは、あくまでやむをえず歯を失ってしまった場合の手段であるという姿勢で治療に臨んでおります。
インプラント治療に必要な知識
当院ではCT撮影とオルソパントモ撮影を行いダブルチェックにて両方の診断が一致していることを必ず確認いたします。
このことにより考えられる限界の精度で手術を受けることができます。
精度が高いということはイコール、トラブルが少ないということになります。
当然、院長のインプラント経験年数が長い(20年以上)ということも安心できるポイントです。
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なぜ、ダメになった歯は抜くのに、「インプラントは痛いからしたくない」 に、なるのでしょうか?
私の経験上 「歯を抜くこと」 と 「インプラントの埋入」 はほとんど変わりません。
場合によってはインプラントのほうが痛くありません。
>>詳細
鎮静法とは、インプラント手術における不安や緊張した身体を、歯科麻酔専門医のもと、
鎮静薬などのお薬を用いてリラックスさせ、快適で安全に治療が受けられる方法です。
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治療費は全てを含むセット料金で、これ以上の費用がかかることはありません
・38万円(セラミック)
>>詳細
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休診日:日曜・祝日
土曜の診療日はカレンダーをご確認ください。
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