口臭の改善&予防方法

舌苔の除去、そして歯科医院でのクリーニングが効果的

1.舌苔の除去~専用舌ブラシの使用~

口臭治療においてなによりも効果的なのは舌苔の除去です。中には、それのみで驚くべき効果を上げる方もいらっしゃるかもしれません。

ブラシ選び~ワイヤー植毛型は舌を傷つけない?~


舌に優しいワイヤー植毛型舌ブラシ

舌苔を除去するためには専用の舌ブラシを使用してください。時々、歯ブラシをしながらそのまま舌を磨いてしまうという方がいらっしゃいますが、それはやめて下さい。というのも、舌はとても傷つきやすい器官なので、歯ブラシのような硬いブラシで磨いてしまうと、肉眼では見えないような小さな傷がついてしまうのです。

当院でおすすめさせて頂いているのは「舌ブラシ(ワイヤー植毛)」です。

この舌ブラシは安全性が高いので舌を傷つける可能性が低い上に、口臭予防効果も著しく高いという実験結果が出ています。

舌ブラシの中には「舌ブラシ(プラスチック植毛)」や、「舌ベラ」もありますが、こうしたブラシは扱い方次第では舌に傷をつけてしまいかねないので、なるべくならばワイヤー植毛のものを使用して頂きたいと思います。


プラスチック植毛型舌ブラシ


舌ベラ

ブラッシング方法~1日1回朝食後に~

「分界溝」あたりが一番舌苔が貯まる箇所なので、その部分までブラシを入れ、軽い力でブラシを舌に押しあて、舌の先の方向へ一方向にかき出すようにブラッシングしてください。

ブラッシングの時期・回数ですが、毎朝の朝食後に30回を目安に行ってください。30回を越えてしまうと舌が傷ついてしまう可能性があるので、気をつけてください。

注意点:舌の傷は発ガンを促進する?

先程から「舌の傷」について気をつけるよう繰り返してますが、それには理由があります。
ある実験でのことです。マウスの舌に発ガン剤を塗布し続け舌癌を発症させた際、舌に小さな傷がある場合とそうでない場合では、前者の方が舌癌の進行が速かったという結果が出たのです。
舌に傷をつけることは直接舌癌とは何の関係もありませんが、傷をつけないにこしたことはありません。是非とも舌の清掃は慎重に行ってください。

2.歯科医院でのクリーニング~口腔内の環境の根本的改善~

1番で挙げた「舌苔の除去」は口臭解消にかなりの効果を上げますが、それはあくまでも「対症療法」であって、「原因療法」ではありません。舌苔が発生しやすくなってしまう口腔内の環境を改善する必要があります。口臭の改善として最終的に目指すべきは、口腔内のプラーク(細菌)をコントロールし、歯周病が進行しないようにすることです。その一貫として舌苔の除去があるのです。

一時的な口臭改善に満足せずに、永続的な歯周病ケアを目指しましょう。

歯周病を防ぐためのクリーニングについてはこちら

3.洗口剤やガム等による口臭改善

歯磨き後に行う市販の洗口剤による洗浄や、キシリトール入りガムやフリスクなどのタブレットも、一時的な口臭改善には役立ちます。
しかし、あくまでも一時的なものだったりもするので、改善方法としては補助的なものと位置づけ、舌苔の直接的除去、口腔内のクリーニングをメインとするのが良いかと思います。

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