口臭がガンを引き起こす?~口臭が引き起こす身体的影響~
ただの匂いと放っておくには深刻な影響を与える口臭

口臭で悩んでいる人は決して少なくありません。左の図は、自分の歯に自信がないと思っている人が、どんな原因で自信がないのかをまとめたものです。半数近くの人が口臭を挙げているのです。それだけ、「口臭」というものは、日本人の悩みとしてポピュラーなものなのです。
しかし、その「口臭を解消するために治療する」ということは、あまり日本ではポピュラーではありません。日本人に根付く「恥の文化」のためなのか、やはり医者といえど口臭で悩んでいるということは相談しにくいのかもしれません。また、口臭があることは気になって入るけども、治療は面倒なので・・・という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、この口臭、「恥ずかしい」や「面倒」で放っておくことの代償はあまりにも大きいということが最近わかり始めました。その影響とは「ガン」です。
口臭と発ガンは関係している?
「口臭が原因でガンになる・・?そんな馬鹿な!」。上の見出しを読んでそう思われた方は多いのではないでしょうか?そんな話は聞いたことがないという方が大半だと思います。
私自身も、その話を初めて聞いた時は耳を疑いました。しかし、口臭の原因物質や発ガンのメカニズムについての最新の研究結果を見ると、「口臭がガンを引き起こす」というのもあながち間違いではないことがわかるのです。

Superoxide Dismutase=SODという、ガン予防・老化予防の酵素として知られているものがあります。SODには、人体を老化へと導き、発ガンの大きな要因となる“活性酸素”を分解する能力があります。老化を防ぎ発ガンリスクを下げるには、SODの働きはとても重要なのです。
しかし、「口臭の原因」のページでも説明した揮発性移行化合物(VSC)に含まれている硫化水素(VSCs)は、SODの働きを強く阻害することがわかっています。また、それ以外にも、硫化水素(VSCs)は、歯肉を毒素が通りやすくしたり、細胞に異常を引き起こすということもわかっています。それらの作用が、ガン発生の要因の一部となるのです。
ガンの発生要因は非常に多種多様なので、口臭のみが原因ということでは決してありませんが、口臭が発ガンリスクを高める要因であることは間違いありません。歯科治療でなくすことが出来るリスクならば、なくしておくに越したことはないでしょう。
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